邂逅(2011年の中銀カプセルタワービル)

古いアルバムを整理していたら、こんな写真が出てきました。2011年4月11日の中銀カプセルタワービルです。携帯のカメラで撮ったものだと思うのですが。

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今もそうですが、近くを通るたびになんとなく、撮っておかなくてはという気分になります。なので、同じような写真が日付違いで何枚かあります。少しアップのカットで見てみると、まだ、網はかかっていないようです。

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あまりマメに記録する方ではないのですが、なんでも撮っておくものですね。後になって懐かしく感じられます。

笑っている建築

ちょっといいことがありました。

最近、仕事の合間に撮ってきた写真です。わかる人にはわかるかなと思うのですが、樹木の向こうに見えるのは名古屋市美術館(設計は黒川紀章氏、1987年竣工)。あの屋根の部分、私にはどうしてもご本人が笑っているようにしか思えません。

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ちなみに、反対側から見るとこんな感じです。

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この建築は名古屋市の中心部にある白川公園の中に建っています。美術館のホームページでは、こんな風に紹介されています。

「欅などの樹林に囲まれた敷地は、南北に長い三角形状をしており、公園全体の容積、建ぺい率などに厳しい制約のあるなか、世 界に誇ることのできる本格的な美術館として設計されました」

「随所に日本の伝統的手法と色彩が盛り込まれており、西欧と日本の文化、あるいは歴史と未来の共生がこの建築の主要なテーマとなっています。内部のドア枠、窓には、西欧の建築様式や江戸の天文図等が引用され、梅鉢の紋や茶室の模擬などが取り入れられ、同様に屋外にも木曽川の風景、名古屋城の石垣など、物語性をつくりだすための記号が配置されています。これらの様々な仕掛けを、床、壁、天井そして建物まわりから読み取ることができ、新しい発見があるのも、この美術館の特色の一つです」

で、これが引用した記号の一部。名古屋城の石垣でしょうか。探すと、ほかにもいろいろあるようです。

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相変わらずサビサビでしたが、黒川さんが大阪万博の東芝IHI館で使ったテトラも、ちゃんと置いてありました。

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調子に乗って歩き回った私は、疲れてこんな感じになりました。(これも展示作品です)

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荘厳で端正な建築ももちろんいいのですが、こんな憎めない感じのする建築も、たまにはあってもいいんじゃないでしょうか。(全部そうだと困りますが……)

ちなみに、以下は黒川建築でたまに見かけるベンチです。ところどころ、お尻の形にくりぬいてあります。同じようなものは福岡銀行本店(1975年竣工)の吹き抜け空間にもありました。「ここに座りなさい!」と言われているようで、黒川さんの強いこだわりを感じます(笑)。

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