最後の1個

10数年ぶりに再会した方から、お土産をいただいた。

その日は出張だったのに、わざわざ空港から駆けつけて合流してくださった。ありがたい。

仕事の合間に食べていたら、ある日、とうとう最後の1個になった。

「あっ……」

ふと気がついてカメラを手に取り、撮影した。

小さな箱の中に、お菓子ひとつ。なんとなく寂しい。けれど、おいしい。

そう言えば、人生もこんな感じかも。

ごちそうさまでした。