春になると

春は桜と異動の季節です。会社員だった頃、異動の時期になると全体がそわそわしているのを感じていました。フリーランスになって変わったことのひとつは、「異動」というものと無縁になったことかもしれません。

入社して最初の配属先がどこになるのか、ドキドキしながら発表を待ったのを思い出します。最初の異動は希望とは違い、まったく予測しないものでした。それでも、あの異動があったからこそ今もこうして書き続けていられるのかなあと思うと、不思議な気持ちです。わかっていないようでいて、上は案外、適材適所を考えて人を配置していたのかもしれません。

フリーランスの場合、どの仕事を続けて、どの仕事を止めるのか、は自分で決めなくてはなりませんから、これはこれで悩みます。始める時よりも、止める時の方が決断は難しい。戦略はなく、だいたいは「勘」です。

さて。

掲載からはだいぶ経ってしまいましたが、異動に関係したお話を聞きました。お話を伺った笹原優子さんは話しやすく、とても素敵な女性でした。「姉さん」と呼びたくなる気持ち、わかります。ご自分の経験をとても楽しそうに話されるので、その雰囲気をなるべく活かそうと思って原稿を書きました。まだ読まれていない方は、ぜひに。

NIKKEI STYLE出世ナビ「キャリアの原点」

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余談ですが、お話の中に出てくる松永真理さんにだいぶ以前、ある雑誌でインタビューしたことがあります。編集宛てに「このライターさん、まとめるのがお上手ですね」とメモしてくださった。編集者だなあ、と思った記憶があります。